森山開次 × 松本出身の話題のダンサー《アオイヤマダ》!
豪華出演者と多彩なアーティストのコラボレーションで
『星の王子さま』とサン=テグジュペリの世界を描くダンス作品!
2016年秋の『LIVE BONE』、2018年夏の『不思議の国のアリス』、そして2019年夏の『NINJA』とこどもから大人まで幅広く楽しめるダンス作品で松本の観客を魅了してきた森山開次の最新作!
森山をはじめとする実力派ダンサーに加え、松本市出身で、米津玄師のMVやラフォーレ原宿、松本PARCOの広告などでも活躍する気鋭のダンサー・アオイヤマダが出演!
ホールの大空間で描く『星の王子さま』を子どもたちだけでなく、かつては子どもだった大人たちにもお届けします!
『星の王子さま ―サン=テグジュペリからの手紙―』
演出・振付・出演:森山開次
美術:日比野克彦
衣裳:ひびのこづえ
音楽:阿部海太郎
出演:アオイヤマダ、小㞍健太、酒井はな、島地保武/坂本美雨
池田美佳、碓井菜央、大宮大奨、梶田留以、引間文佳、水島晃太郎、宮河愛一郎
演奏:佐藤公哉、中村大史
そして、著者サン=テグジュペリの前書きにもあるように、この舞台を子どもたちのためだけでなく、かつては子どもだった大人たちに届けたいと思う。
飛行士であった彼は、空から鳥瞰した人間の姿を、私たちへのメッセージとしてこの物語に投影した。
政治、軍事、人間批判や、命、宇宙への賛歌、そして、人と人の繋がりの宝。
飛行機とともに大空で命を絶ったサン=テグジュペリの人生を、より深く重ね、この『星の王子さま』を見つめ直したい。
身体表現だからこそできる『星の王子さま』。「大切なことは目には見えない」この言葉に託したサン=テグジュペリの思いを、ダンスでどのように伝えることができるのか。
大きな挑戦となるだろう。
豪華出演者・ダンサー
独創的な身体表現に加え、映像や美術をはじめ多彩な分野で活躍し、また振付・演出家としても様々な作品を作り高く評価される森山開次。出演ダンサーには海外カンパニーでメインダンサーとして活躍してきた小㞍健太、島地保武、新国立劇場開館時よりプリマを務め、現同オノラブル ダンサーとして活躍する酒井はな、20歳にして各界から注目を集める松本市出身の新鋭ダンサー・アオイヤマダほか、素晴らしいダンサーが集い、歌手の坂本美雨も出演。歌声で彩りを添えます。
多彩なアーティスト
美術には現代美術作家の日比野克彦、衣裳にはコスチュームデザイナーのひびのこづえが参加。
現代美術の枠を超えて多彩に活躍する日比野と想像力あふれる衣裳で、舞台の魅力を大きく飛躍させてくれるひびのこづえが『星の王子さま』の世界観とまつもと市民芸術館主ホールという大きな劇場空間をもとに作る美術・衣裳は、観客を大いに驚かせてくれるでしょう。
音楽は作曲家の阿部海太郎が手がけ、演奏には松本市在住の音楽家・佐藤公哉が参加。
多様な音楽で7つの星をめぐる星の王子さまの旅を豊かに彩ります。
作品の題材は『星の王子さま』とサン=テグジュペリ
「大切なものは目に見えない」に代表される星の王子さまのストーリーは一見ファンタジックですが、暗喩にみちた哲学的な言葉が沢山散りばめられています。哲学的な示唆とファンタジックさを両立した名著であり、世界中で70年以上にわたって読みつがれてきた宝石のような物語です。本作ではサン=テグジュペリの人生や夜間飛行などの他作品も挿入し、メルヘンな魅力にはとどまらない美しく哀しく哲学的な『星の王子さま』の世界をダンスで立ち上げる事を目指します。
『星の王子さま』あらすじ
飛行士の「ぼく」は砂漠に不時着し1人の少年と出会う。
少年がある星からやってきた「王子」であることを知る。
王子の星は家ほどの大きさで、3つの火山と巨大なバオバブの芽と1輪のバラの花があった。王子はバラの花を大切に世話していた。
ある日、バラの花とけんかしたことをきっかけに、他の星の世界を見に行くために旅に出る。
そこで出会うのは
自分の体面を保つことに汲々とする 王様
賞賛の言葉しか耳に入らない 自惚れ屋
酒を飲む事を恥じ、それを忘れるために酒を飲む 呑み助
夜空の星の所有権を主張し、その数の勘定に日々を費やす 実業家
1分ごとにガス灯の点火や消火を行なっている 点燈夫
自分の机を離れたこともない 地理学者
といった、どこかへんてこな大人ばかりだった。